特定非営利活動法人KPSZホッとライン

理事長の想い

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特定非営利活動法人 KPSZホッとライン
理事長 増田綾子

私は筋肉の病気で、24時間人工呼吸器を装着し介護を受けています。
早いもので、しょうがいしゃとして地域の中で暮らす「自立生活」を始めて23年が経ちます。
17歳までは、体力のない「普通の子」として公立の学校で育ちました。そのせいか、「他人に迷惑をかけるべきではない」や「働かざる者食うべからず」 といった価値観が刷り込まれていて、しょうがいを負ってからはそれが私を苦しめました。自立とは自分の力で何でもやる事だと思い込み、努力ではどうにもならない現実に絶望しました。でも自立生活を送る多くの先輩しょうがいしゃ達との出会いを通し、自立とは依存先を増やす事、そして身体が動かなくても自分の判断・選択・責任で生活を組み立て、生きる事なんだと価値観が変わっていきました。

自立生活は自分のペースで好きな物に囲まれて生活ができる喜び、自分の責任の範囲で何でも挑戦できる可能性がたくさんある一方、健常者にはないハードルもあります。
電車に乗るにしても、駅での乗降の連絡、スロープの出し入れなどがあるため自分の乗りたい時刻に乗れるわけではありません。
車椅子だと他に手段がないにも関わらず、エレベーターでは混雑で乗れず何度も見送らなくてはいけない時もあります。
映画館に行くにしても、ほとんどの車椅子席は最前列にあるため、私は首が痛くなるので使えません。苦痛なく見ることのできる位置に車椅子席がある映画館を探す必要が毎回あります。
コンサートに行くにも車椅子席だと運営側に連絡したり、特別な配慮をお願いする必要があります。
これらは私がしょうがいしゃになるまで全く見えていなかった事でした。

だからこそ自立生活には様々な喜びも悲しみも、悔しさも、楽しさも共にして、困難を乗り越えてくれる存在が必要なのです。

介護する側、介護される側としての関係ではなく、お互いにとって「共に生きる仲間」「代えの効かない大切な存在」となれる様な関係作りを目指すこと。
「その人らしい、望む生活」を「自分ごと」として捉え、一緒になって願いや思いを実現していくこと。
介護中は「相手の身体の代替」として、ご本人の意思を大切にして動くこと。
KPSZホッとラインで働く人にはそんな姿勢を求めています。

「自己責任論」が強まり
余裕を失った社会の中で
支える人も支えられる人も
共に生きていく場所を

特定非営利活動法人 KPSZ ホッとラインは
自由のない施設を飛び出した重度しょうがいしゃの夫婦の自立生活から始まります。
当時は自立生活を支えるのはボランティアが主でした。
しかし、制度改正によりその暮らしを続けることに危機が訪れます。
自分らしい生活を守るため、夫婦と支援者たちにより基準該当事業所の立上げを経て
2007年2月14日、NPO法人として設立されました。

「しょうがいしゃがいかに
地域でみんなと一緒にあたりまえに
暮らしていけるのか」を実践、模索し、
特定非営利活動法人KPSZホッとラインが
維持・運営されることで、
人と人とが出会い、語り合い、
たのしく活動し、交流できる場がうまれ、
年齢の違いや性別を超えて、
しょうがいが有る・無しを問わず、
共に生きていける社会を目指し、
築き上げていくことを目的とする。

これはその時に定款に記された理念です。
支える人も、支えられる人も、共に生きていく場所であり続けること。
それは、今も、そしてこれからも、
KPSZホッとラインの支援の中心にある想いです。

KPSZ ホッとライン 設立の物語
しょうがいはあなたがいればなくなる!?
一度きりの人生だから
どんな人も
あきらめて欲しくない!
仲間あなたがいれば何でも出来る
KPSZホッとラインで働くということ KPSZホッとラインで働くということ

国立市・国分寺市・府中市

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